賞ってなんぞや?

いとう

どうも伊藤です。うちの代表から賞ってなんぞや?と質問があったので賞について書いてみます。

ボクが仕事としているデザイン(ボクは狭義には広告デザイナーになります)ですがこれには数多くの賞があります。有名どころですと世界三大広告賞と言われる、「The One Show」、「Cannes Lions」、「CLIO awards」、Webに特化したAwwwards、CSS Design Awards、国内でもグッドデザイン賞、Japan Media Arts Festival、ADC賞、JAGDA賞などなど大小様々な賞があります。

そもそもなぜこう言った賞があるのか?
理由はいろいろありますが、一番の理由はシンプルに「業界全体のレベルアップ」が目的です。優れたクリエティブのトレンドや技術、傾向といった情報を拡め共有することでインスピレーションの源とし全体のレベルを底上げすることができるのです。

それとクリエイター視点で言えば対外的な評価を得ることで、自分のクリエティブの質と信頼性をアップできるという点です。大雑把に言うと箔が付きます。

と言うのもクリエティブ業は資格と言ったものがありませんから、極端な話「俺はデザイナーになる!(ドンッ!)」とONE PIECEのルフィみたいに宣言すればそれでもうデザイナーです。簡単です。

ですがデザイナーとしての価値は商業デザインである以上はクライアントが判断するものです。クライアントがクリエティブに明るければ一番良いのですがなかなかそれも難しいので、ご依頼いただくための判断基準として信頼性と言った評価につながります。

と言った感じでざっくりとですが賞とはなんぞやについてです。

ただクリエイターの中には賞レースに興味のない優れたクリエイターも多くいます。(優れているかは別としてボクも実はこのタイプです)
が、アーティストではない商業デザイナーである以上はひとつ大きな武器として持っておきたいものではありますね。

ちなみにボクが入選した日本タイポグラフィ協会が主催するタイポグラフィ年鑑も長い歴史のある賞ですがこれについてはまたいずれ書きたいと思います。