幕張メッセにて11/17-19まで開催されていたInterBEE2021に行ってきました。
コロナの影響で2年ぶりの開催となったかと思います。
簡単に言うとメディア系の最新技術や商品の展示会です。
会場はかなり広く、気になるものもたくさんあったので今回は2回に渡って記事にしたいと思います。
今回はブロードキャスト、エンタメ系で、次回は映像系のものを書きます。
入場について
入場については事前登録制で様々な情報を入力すると写真の入場証を発行できます。
これを各自プリントして、会場にてホルダーを自分で取って入場します。
もちろん体温検査なども実施されていてコロナの中でのイベントのやり方は網羅されていたかと思います。
会場の様子
会場はかなり広いので予め自分のみたいブースは目星をつけていきましたが、実際行ってみると気になるものがかなり多かったのでだいたいのブースは見て回りました。
TBSのブース
こちらはTBSのブースで時間ごとにプレゼンテーションが行われていました。
写真のものはプロジェクションマッピングを利用したもので、音楽番組のプロヂューサーの方が実際に使用した実例を交えてプレゼンされていました。
照明などと連動させてテレビ画面で最大の演出を図っていくもの。
イベントやライブの現場では利用されているかと思いますが、なかなかクオリティが高いものでした。
その他にも、これはテレビ業界の編集の部分ですが、AIによる顔・表情認識ツールの紹介でした。
KAOTANというツールで、動画を予め読み込ませることでその人物の映っているシーン、その表情を自動でリストアップできるというもの。
あの役者の笑顔のシーンが欲しいなどの要求にタイムラインをさかのぼらずにサムネイルで選択して抽出ができるようでした。
現場によってはかなり重宝されるツールになるのではないかと思います。
パナソニックのブース
たまたまプレゼンの時間に遭遇できたので見ていたのですが、今回の展示会で一番すごいなと思ったのがこちらのブースでした。
紹介されていたのは、次世代ライブ映像制作システム「IT/IPプラットフォームKAIROS」です。
ケイロスと読みます。
これはスポーツやコンサートなどの様々なイベントから、放送局の生放送などの用途が主になるもので、リモートでのライブ配信技術の大幅な向上をはかるシステムです。
イベント現場などで必須のスイッチャーの進化版といった印象で、様々な画角のものを瞬時に画面に表示することができたり、最大20レイヤーを表示できたりと、これまでのイベントの現場でのスイッチャーしか使ったことがない人、会社はかなり衝撃を受けるんじゃないでしょうか。
しかもこれがリモートでできてしまう。
プレゼン時はかなり多くの人が見ていてこのシステムへの関心の大きさが現れていました。
システムの詳細などは別のページのが詳しいのでこちらに
https://jp.pronews.com/column/202104221700193463.html
その①おわりに
こちらの写真はNHKブースの感情表現字幕システム。字幕を自動で表示するとともに、感情によってテロップの色やフォントを自動でかえるというもの。
このような自動化のツールがかなり多くみられ、これからのトレンドは映像制作もかなり自動化されていくのではないかと思いました。
あと、会場全体的に若い人がかなり多かった印象で、おそらくYouTubeなどの配信などに関係した制作人じゃないかと勝手に推測していました。
こういった最先端の展示会で最先端の技術をもって配信などに生かしていこうといった若者がかなり増えたのではないかと思いました。
その②につづく…