イベント制作会社において、必要な資格というのは片手で数えるくらいのものしかありませんが、イベント業務管理士という資格があります。
これは、イベント制作に携わるアシスタントディレクターやディレクターなどに向けた資格で、制作における知識を証明するものです。
2級と1級があり、一般向けにはイベント検定というものが存在します。
弊社ではイベント業務管理士の資格を取得しています。
資格取得までの道のりですが、専用テキストが2冊あります。
これは、資格の運営をしている日本イベント産業振興協会が販売しています。
厚さはこれくらい(笑)全部で500Pくらいだったでしょうか。
範囲が絞られているのかと思いきや、幅広く出題されました。ちなみに2級の試験はマークシートです。100問だと思います。
内容は、イベント制作のすべてがここにあります。
歴史、企画、リスクマネジメントなどなど。
正直、試験を受けなくてもイベントに従事する人であれば読んでおいてほしい内容ばかりです。
勘に頼るところの多い業務ではありますが、そこをしっかりとしたロジックをもって臨むことが可能となるため、とても参考になります。
特にリスクマネジメントや法に関する部分は制作会社のみならず、クライアントへの安心感にもつながると思います。
2級の合格率は8割程度とかなり高くなっていますが、実務経験3年以上となっており、イベントに関係するひとで意欲のある方が多く受けていた印象にあるので、この合格率になっているのではと思います。
勉強しないと受かることはできないと思います。
1級は2級取得者かつ、5年以上の実務経験が条件です。
この試験のテキストのほかにもいろいろと書籍や資料があるのでこちらも参考になります。
いろいろと勉強になりました。
恥ずかしながら、知らなかったこともちらほらあり新しい視点で仕事ができるようになりました。
気になった方は一度テキストを手に取ってみてはいかがでしょうか。
一般社団法人日本イベント産業振興協会 http://www.jace.or.jp/archives/0301/